ジョゼが持っているのは、ヴェルメンティーノというコルシカの白葡萄。
そのまま食べても、とっても美味しい葡萄で、こちらはそのままお土産にいただいてしまいました。
ワインにするために摘んできたばかりのヴェルメンティーノ。
完熟まで待つため、干し葡萄のようになっているものも。
信じられないぐらい甘い!!
そして、目の前で葡萄を絞る機械に入れていきます。
「どうぞ、どうぞ、見てみて!!」と明るいジョゼ。
絞ったジュースも試飲させていただきました。
こんなに甘く濃厚な葡萄ジュースは生まれて初めて!
davidは、「これ、商品化したら?!」
「たぶん、このまま家に持って帰る間にも発酵して、家に着くころは発泡してるよ」と笑うファブリス。
添加物を全く入れずに商品化するのは不可能だそうです。
葡萄についている自然酵母が元気すぎる証拠でしょうか。。。^^
このジュースを味わうためには、醸造所見学に行くしかなさそうです。
ヴェルメンティーノから、すっかり甘さがなくなるまで、つまり糖分がアルコールに変わるまで、発酵は続きます。あのジュースを飲んでしまうと、なんだかちょっと残念な気がしなくもないのですが、、、
この樽の中でワインになるヴェルメンティーノは、年間たったの1000本だけ!(La Robe d'Ange 白)
そのうちの何十本かは、david pain に立ち寄って、それから日本のお客様の食卓にのぼるのだと思うと、とても感慨深いです。。。
こちらはスキアカレッロ。
一日に数回、ジョゼが丁寧に撹拌するそうです。
赤ワインは本当に繊細で、気を使う作業よ、と言っていました。
今年摘んだばかりで、まだまだ発酵途中のスキアカレッロ果汁も試飲させてもらいました。
「もうすでに、黒胡椒の香りが素晴らしいでしょう!」と目を輝かせるジョゼ。
ワインを造る工程を見せていただきながら、お二人のワイン作りへの熱い思いを感じました。
パリの大企業で、管理職としてのキャリアがあったジョゼとファブリス。
すべてを捨てて、一から勉強し直し、葡萄畑へ向かって7年目。
もうすぐBIO(オーガニック認証)も受けられるそうです。
コルシカ島から世界へ、コルシカの葡萄で作る素晴らしいワインを発信し、
初年度からすでに世界を驚かせ続けています。
これからも二人を応援したいし、
二人の作る素晴らしいコルシカのワインを飲みたいと、改めて思ったのでした。
fin