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david pain日記
davidpain.exblog.jp
秋到来
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ゆうべいただいたすすきで、お月見の準備は万端。

先週の今頃はまだ、「暑い」って言っていたような気もしますが、秋になるとそこから冬までが速いですね。
とにもかくにも、暑さから解放されたのがうれしくてわくわくします。
朝晩、「寒い!」と言いつつ、にんまりしている我が家です。

さてさて、涼しくなったので、今週末は「ショコラのタルト」を作ります。
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おなじみ、エクアドル産のオーガニックチョコレートを使用しています。
そこに、味に深みと広がりを出すために、マダガスカル産のフルーティーなチョコレートなどをブレンド。
濃厚なチョコレート生地の底には、自家製のヌガティーヌ(ヘーゼルナッツをローストしてキャラメリゼしたもの)を敷いて、アクセントに。
タルト生地は、フランス流にしっかりと焼きます。
フランスでは、有名な料理家が、「しんなりしたタルトほど残念なものはない」と言ってるほど。笑
ダヴィッドも同感です。
ざっくりと香ばしいタルト生地の美味しさも、ダヴィッドのタルトの大切な要素です。


パンにも言えることですが、「日本人好みに・・・」という配慮は、実はダヴィッドはいたしません!
とても意地悪く響くかもしれませんね。。。
でも、違うのです。
フランス人にとって美味しいものは、日本人にとっても美味しいはずだと思いますし、本当に美味しいものは、個々の好みの差はあれど、国境は無いと思います。
フランス人のダヴィッドが、本当に美味しいと思うものを、日本の皆さんと共有できたら、、、
そんな想いです。^^
# by davidpain | 2013-09-19 08:19 | パンのメニュー
いよいよ、コルシカワインに新しい仲間が!
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じゃーん!

ダヴィッドの故郷、コルシカ島の自然派ワインドメーヌ、「クロ・フォルネリ」から、新しい仲間がやってきました。

「シオス・フォルネリ」 (白) と 「ステラ ローズ」(赤)の二種類です。
明日、8日の日曜日から販売開始いたします。それぞれ限定15本ずつですので、気になる方はお問い合わせください。

「ステラ ローズ」 赤 2010 
「クロフォルネリ」の当主、ジョゼとファブリスの愛娘さんのお名前を冠したスペシャルキュヴェ。
去年の夏にわたしたちが「クロフォルネリ」を訪れた際に試飲し、「日本にもこれ送ってー」とお願いしたもの!念願かなって、日本の皆様にもお届けすることができます。
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フランス製トロンコニック(円錐形)オーク樽という、特別な樽を使うため、作れる量がとても限られているそうです。年間総生産量1300本。

《収穫,醸造,大切に可愛がられ,蔵元で瓶詰め。親子の歴史を葡萄は語ってくれる。なぜなら葡萄はコルシカの小石の土地に引き継がれる世代間をつなぐ道しるべの糸だから》

「ステラローズ」のラベルに書いてある言葉です。お二人の、ワイン造りに対する深い思いを感じます。


「シオス・フォルネリ」 白 2012
こちらも、相当気合の入った白ワインです。
ドメーヌ名の、「クロ フォルネリ」のクロとは、葡萄畑の意味ですが、それをコルシカ語にすると、シオスなのだそうです。名前からして「お?」と思わせるそのワインの正体は、、、

いまや幻となりつつある、コルシカ島の白葡萄の古代品種、「ビアンコ・ジェンティル」100%!!
年間総生産量、480本。
よくぞ、はるばる日本まで、そして牧園まで来てくれたね。。。と一本一本が愛おしいです。
飲んでみて感動がさらに深まりました。なんという心地良い香りと甘さ。
絶対に消滅しないで生き延びてほしい葡萄。。。


ワインの瓶に、こんなにたくさんのメッセージや想いを詰めてくる、ジョゼとファブリスのワイン造りに、とても心揺さぶられます。

土や水とつながり、様々な命をつなぎ、想いを伝える。
食べ物を作る意味を、あらためて考えさせられます。

去年書いたものですが、「クロフォルネリ」訪問記を、以下に再度アップさせていただきます。
彼らのワイン造りにご興味のある方は、こちらもぜひ、読んでみてくださいね。
# by davidpain | 2013-09-07 15:57 | コルシカ
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Clos Fornelli クロ・フォルネリ 

 コルシカ島の葡萄と有機栽培にこだわっているワインのドメーヌです。
david pain でも一年前から彼らのワインの販売を始めました。

見えてきた、見えてきた。
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山の裾野に、のびのびと広がる果樹畑や牧草地。
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コルシカ島古来の葡萄の畑の中に、あります。
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スキアカレッロの畑。
コルシカ島にしかない黒葡萄です。
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3代目の当主は、もとパリのキャリアウーマン、ジョゼと、ご主人のファブリス。
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お二人とも、朗らかで大らかで、とても楽しいワイナリー見学をさせていただきました。


続く














  
# by davidpain | 2013-09-07 15:55 | コルシカ
clos fornelli 2
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クロ・フォルネリの醸造所見学は、まずは試飲から始まったのでした。
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まずは、私たちの店頭にも並ぶ「La Robe d'Ange」のロゼから。
日本で飲むよりフレッシュな感じ!
店にあるのは、かすかだけれど微発泡。
やはり発酵が少しずつ進んでいるようです。
ヴィンテージから3~4年置くと、また違った魅力が味わえるそうです。

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日本未発売の「Stella-Rose」は、より心を込めて作られているそう。
お、、、美味しい。。。
娘さんのお名前を冠しているそうなので、思い入れもありそうです。
日本にもぜひ送ってほしい!!

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「Clos Fornelli」のロゼも。
だんだん良い気分になってきました。(弱っ)

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「ハーブのパイ」。 
「幸運なことに、近所に美味しいハーブパイを作る店があるのよ!」 とはジョゼ談。
ミントやバジルなどのペーストの入ったパイをいただきました。
ワインのおつまみに、なんとも素敵。


続く
# by davidpain | 2013-09-07 15:54 | コルシカ
clos fornelli 3
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ジョゼが持っているのは、ヴェルメンティーノというコルシカの白葡萄。
そのまま食べても、とっても美味しい葡萄で、こちらはそのままお土産にいただいてしまいました。

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ワインにするために摘んできたばかりのヴェルメンティーノ。
完熟まで待つため、干し葡萄のようになっているものも。
信じられないぐらい甘い!!

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そして、目の前で葡萄を絞る機械に入れていきます。
「どうぞ、どうぞ、見てみて!!」と明るいジョゼ。

絞ったジュースも試飲させていただきました。
こんなに甘く濃厚な葡萄ジュースは生まれて初めて!
davidは、「これ、商品化したら?!」
「たぶん、このまま家に持って帰る間にも発酵して、家に着くころは発泡してるよ」と笑うファブリス。
添加物を全く入れずに商品化するのは不可能だそうです。
葡萄についている自然酵母が元気すぎる証拠でしょうか。。。^^
このジュースを味わうためには、醸造所見学に行くしかなさそうです。

ヴェルメンティーノから、すっかり甘さがなくなるまで、つまり糖分がアルコールに変わるまで、発酵は続きます。あのジュースを飲んでしまうと、なんだかちょっと残念な気がしなくもないのですが、、、
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この樽の中でワインになるヴェルメンティーノは、年間たったの1000本だけ!(La Robe d'Ange 白)
そのうちの何十本かは、david pain に立ち寄って、それから日本のお客様の食卓にのぼるのだと思うと、とても感慨深いです。。。


こちらはスキアカレッロ。
一日に数回、ジョゼが丁寧に撹拌するそうです。
赤ワインは本当に繊細で、気を使う作業よ、と言っていました。
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今年摘んだばかりで、まだまだ発酵途中のスキアカレッロ果汁も試飲させてもらいました。
「もうすでに、黒胡椒の香りが素晴らしいでしょう!」と目を輝かせるジョゼ。


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ワインを造る工程を見せていただきながら、お二人のワイン作りへの熱い思いを感じました。
パリの大企業で、管理職としてのキャリアがあったジョゼとファブリス。
すべてを捨てて、一から勉強し直し、葡萄畑へ向かって7年目。
もうすぐBIO(オーガニック認証)も受けられるそうです。
コルシカ島から世界へ、コルシカの葡萄で作る素晴らしいワインを発信し、
初年度からすでに世界を驚かせ続けています。


これからも二人を応援したいし、
二人の作る素晴らしいコルシカのワインを飲みたいと、改めて思ったのでした。


fin
# by davidpain | 2013-09-07 15:53 | コルシカ