久しぶりに新しいパンについてのご紹介です。
チャバタしいたけ
主役はもちろん、しいたけです。
つくば市谷田部の佐野さん、と言えば、しいたけ界では知らぬものはない(たぶん)
原木しいたけ栽培の第一人者です!
原木しいたけは、菌床栽培に比べてずっと手間がかかるそうです。
一つ一つ、原木に手作業で菌を植え付け、温度や湿度を調整しながら育てるのだそうです。
(菌に働いてもらう点で、ちょっとパン作りとも共通点があります)
このブログでも何度かご紹介しておりますが、
佐野さんは原木しいたけの生産者コンクールで、茨城県で優勝しており、
全国でも準優勝しておられます。
ご本人はと言うと、そういう輝かしい履歴をまったく語らない
本当に謙虚で真面目で優しい方で、しいたけにもお人柄が表れている気がするのです。
食べ物だけでなく、どんな職業にもいえることかもしれませんが
手間がかかっても美味しさを追求し、少しずつ生産する職人道と、
美味しさにちょっと妥協して、手間をはぶいて大量に生産する道があって、
そのどちらにも需要があるのだから極端なことは言いませんが
佐野さんの選ぶ道と、davidの選ぶ道は同じ方向なわけで
消費者としての立場からも、やっぱり応援したいのは職人さん達です。
さてさて、話が逸れに逸れましたが、この主役のしいたけを包むのは
davidの作るチャバタというパン生地です。
チャバタは、フランスパンの生地にオリーヴオイルを練りこみ、
サックリともっちりが共存するイタリア発祥のパンです。
トマトの水煮とナチュラルチーズとブラックオリーヴと一緒になったしいたけが
香りと食感を大いに残しつつ、あまりに自然にパンと馴染んでいることに驚きます。
しいたけ=和食
というイメージが一新すること請け合いです。
小腹が空いたらチャバタしいたけ!
おすすめです!